天空橋界隈

 今朝は珍しく早起きだったゆえ、ウォーキング中である。

 陋屋を出て南に向えば穴守稲荷を右に見て程なく天空橋に到るが、羽田空港旧滑走路跡地再開発に伴い、ホテルの建設も進んでいるようで、来月には天空橋徒歩3分程のところにも京急EXインが完成する。

 

 そのホテルを過ぎて、海老取川に降りてみると、岸壁と川岸には無数の船虫と小蟹が群れていた。また、二人の釣師が竿を出していたが、まだ何も釣れていないようである。

  梅雨明けて釣師の竿の伸びにけり

 いつか戯れに為した一句を思い出しつつ、改めてこの辺りは汽水域なのだと、潮の香りに撫でられていた。

 走っていては見えない景色、人の営みに趣きを感じるひと時である。