偏向報道

加計学園問題を巡り国会で証人喚問が行われたが、前愛媛県知事の加戸守行氏の証言を全く報じなかった報道機関がある。

NHKテレビ東京朝日新聞毎日新聞日経新聞である。これらの報道機関は加戸氏の証言をただの一秒たりとも報道せず、前川助平氏の「安倍憎し」証言のみを取り上げ、およそ中立とは認めがたい立場を露見させていた。

では、これら偏向報道常習犯どもから全く無視された加戸氏の証言とはいかなるものだったのか?

? 獣医師が必要にも関わらず、文科省の岩盤規制により獣医学部新設が阻まれてきた。それが安倍首相の国家戦略特区により穴があけられ、歪められてきた行政が正された。

? 加計学園が選ばれたのは、事務局長と今治市選出の国会議員にコネがあったからで、安倍首相は初めから無関係。

? 加計学園獣医学部の必要性に共感して12年もの間正当な努力を続けてきたのであり、他に同等の努力を積み上げてきた団体は存在しない。加計学園が選ばれたのは贔屓というものではなく正当な評価である。

この証言は加計学園問題のもう一つの側面を浮き彫りにしている。

獣医師会は、既得権益を守るために民進党文科省を抱き込み、内閣府と戦っていたのだ。日本の感染症対策がアメリカなどに比べて大幅に遅れているのは、こうした利権団体が国益よりも私益を優先して道を阻んできたからである。

そうした側面を一切伝えずに、「だって安倍さんのトモダチがー」と叫び続けているのが前出の偏向報道常習犯どもなのである。

政権批判は結構だが、自分たちに都合の悪い事実は全く無視して事実を歪めて伝え、国民をミスリードすることが彼らのいう「批判精神」というものなのか?

自己批判もできない報道機関に、他者を批判する資格などない。