俺的ミスチル論

今日関ジャムなんとかって番組でミスチル論がやってました。

非常に面白く見させてもらいました。

やっぱプロの目線って違うなー。

ここで俺的ミスチル論をぶちかまします。

批判は受け付けません!←

・メタ的な歌詞が割と多い

 メタっていうのは物語中の物語とか、

 物語の外側から第三者視点の物語が展開するような内容のことです。

 

 ミスチルの歌詞にはそういうのが時々見られます。

 「fantasy」

 「誰もが孤独じゃなく 誰もが不幸じゃなく

  誰もが今もより良く進化してる」

 っていう希望に満ち満ちた歌と見せかけて、続きが

 「たとえば そんな願いを 自信を 皮肉を

  道連れに さぁ旅立とう」

 多分、決まりきったよくある耳に聞こえのいい言葉っていうのを

 否定はしないけど、そのまま受け取るんじゃなくて、

 一度引いて見るってのが大事だよって意図なんじゃないかなって思ってます。

・否定

 否定表現を使わない否定もちょいちょい見られます。

 

 代表的なのは「ありふれた Love Story 〜男女問題はいつも面倒だ〜」

 「そして恋は生まれた 運命の糸が 操っている様にも思えた

  愛は尽きる事ない 想いは揺るがない」

 と歌ってからの

 「そう信じてた」

 他には「未来」

 「生まれたての僕らの前にはただ

  果てしない未来があって

  それを信じてれば 何も恐れずにいられた」

 からの、

 「そして今僕の目の前に横たわる

  先の知れた未来を

  信じたくなくて 目を閉じて過ごしている」

 ほんっとーにこれらの表現はうまいって思います。

 英語には仮定法過去ってありますが、

 そんな感じの使い方。

 否定してないのに前半の表現を全否定。

 ミスチル歌詞の真骨頂だと思ってます。

 

・「自分」、「鏡(の中の○○)」

 ミスチルの歌詞の中には

 かなりの頻度で「自分」、「鏡」が出てきます。

 

 これはそのまま、今の自分を形骸化して客観的に眺めて、

 常にあーでもない、こーでもないって満足しない状態を歌ってるんだって思ってます。

・死、殺

 特に最近の歌詞に多いのは

 「死」とか「殺す」とかの命が無くなることに直結する歌詞。

 

 近年の活動頻度と照らし合わせて、

 多分ミスチル桜井さんが命の終わりから来る限界があることを

 意識してるんじゃないかなと思ってます。

 そこまでに何が残せるのか、

 どこまでやれるのか、

 自分が大好きな音楽の世界にどう貢献できるのか、

 そして、いつかくる終わりとどう向き合っていくのか。

 

 そういう思いがあるんじゃないかって思ってます。

ここまで歌詞のことばかり書いてきましたが、

楽器、演奏のことを書きたいって思います。

っつっても楽器のことはあんまりわからないことが多いんですが。

番組ではちょっと桜井さんのことばっかり言ってたので、

俺が大好きなJENのことを。

彼のドラムの予想外な感じはたまらないって思ってます。

俺の中じゃ「ドラムで歌う人」。

CANDYをちょっと聞いてみてください。

このシンバルの入り方とか結構独特で超シンバルで歌ってる感あります。

つか、これちゃんと間違えずにシンバル入るタイミング覚えてられんのかなぁ・・・

という感じで俺的ミスチル論かまさせてもらいました。

他にこんなのあるよってのあれば教えてくださーい。